厳しい寒波襲い掛かり、強風風雪にあおられ、年の瀬を感じる今日、
私ワタナベアユムはU23カテゴリー卒業の日を迎えました。
本日、お忙しい中、この文章を目にした皆さま、誠にありがとうございます。
コロナウイルスの広がりを見せた1月。
渡仏してプラージュバンデーを走った2月。
レースが無くなり帰国した3月。
ステイホームな4月。
iRCチャレンジのLIVE配信に全力を尽くした5月。
全日本選手権ロードレースの無い6月。
珍しく国内で過ごした7月。
仏家族に巡り合えた8月。
フランスに別れを告げた9月。
秋を満喫した10月。
2021を意識した11月。
そしてあっという間の12月。
本当に流れるように1年が、U23が終わりました。
思うことは多々あり、今だから言えることもあります。
この思いを自分の中で整理し、後世に伝えることができたらいいなと思っています。
在校生の皆さんへ。
EQADSというチームに所属した8年間。高校を卒業して5年。
U23を卒業する今、自分に残った思いは
人と話す。
積極的に話す。
人を思いやる。
感謝を忘れない。
人と話してください。困ったら先輩を頼るのも手です。
後輩に聞かれて答えられない先輩はその思いをしたことが無い。
もしくは自分の聞き方が間違えているのです。
そして自転車の世界は横のつながりで成り立っています。
ひとりでも多くの人と話すようにしてください。
今は知らなくても後に生きてくるでしょう。
無知は恥です。
「運も実力のうち」
こんな言葉がありますがその運を呼び込める、
チャンスを呼ぶのはその人の人間性です。
そこまでの準備ができていれば結果はついてくるはずです。
自分が自転車界に足を踏み入れてから長い時間が経ちました。
ようやくプロ1年目の1日目を明日迎えます。
自分にかかわった人が1人でも自分と出会えてよかったと思える人になることが来年の、そして人生の目標に変わりました。
今後とも渡邉歩を、温かい目で見守ってください。
皆さんがより良い方向に進めることを祈ります。
2021年。ワタナベアユムは名前の通り、新たな道を歩みます。
令和2年12月31日
卒業生 渡邉歩